顧問先の紹介を貰える先と言えば金融機関だという事で、銀行に営業に行く税理士先生もいらっしゃいます。
しかし、その営業行為は果たして集客につながっていますでしょうか?
税理士・会計士の先生が銀行へ営業に行く場合に考えないといけない点が2点あります。
それは、
- 他の税理士も銀行へ営業に行っている
- 銀行員のメリットを提供しないといけない
という2点です。
紹介が欲しいのは他の税理士・会計士も同じなので、行動力のある税理士先生は金融機関を回っているのですが、それは他の税理士先生もそうだという事です。これが1つ目の点です。
そして2つ目の点が、銀行員にメリットを提示してあげないと、顧客の紹介なんて貰えないという事です。紹介できる顧客はいるかもしれませんが、もっと関係の濃い税理士先生や、自分や銀行にメリットをもたらしてくれる税理士先生に優先的に顧客を紹介するでしょう。
ですからこれら2点を踏まえると、まずは銀行員や銀行に自分からギブをしないといけません。これから開業するんでしたら、何なら開業資金を借りるというのも1つの手段ですし、開業している先生は、顧問先の中で資金繰りに困っている社長さんがいたら、先に税理士先生からその金融機関を紹介してあげるのです。
融資担当者と仲良くなっておけば、今度は融資に強い税理士というブランディグを推していく事もできるようになりますから、まさに一石二鳥ですね。
話を戻しますが、顧問先を何件か銀行に紹介してあげていると「この先生は何件かお客さんを紹介してくれたので、今度はお客さんを紹介してあげないといけないな。」という具合に返報性の法則が働きます。
そうすれば紹介も貰えるようになり、銀行への営業活動も実るようになります。
ようするに、くれくれちゃんではダメだという事です。
そのようなスタンスでいる限りは税理士先生はいくら銀行に営業に行っても効果がないと思いますから、まずは相手にメリットを与えるという事を意識してから、銀行に営業に行ってみると良いのではないかと思います。
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