顧問先へ月次訪問する際(打ち合わせする際)に、ビズアップなどの金太郎飴資料を配布している税理士先生も少なくありません。
しかし、相当なバカな経営者でもない限り、その資料は税理士先生が作ったものでないことくらいはわかるものです。
ですからビズアップの資料は顧問先の経営者に読まれることはありません。
経営者の方も資料はいらないとは言いにくいので、とりあえず「ありがとうございます」とは言って受け取ってくれるでしょうけど、すぐにゴミ箱行きになっています…
「配らないより配った方が顧問先のためになるだろう」という発想
ビズアップなどの金太郎飴資料を配布している税理士先生の考えとしては、「配らないより配った方が顧問先のためになるだろう」という発想もあると思います。
まさか経営者が配布した資料の隅から隅まで楽しみに読んでくれているとは、税理士先生も思っていないはずです。
でも分かります。
税理士先生は、他に何を配ったら良いのか分からないという理由もあって、その資料を顧問先に配布してるんですよね?
ただ残念ながら、ビズアップの資料では顧問先の満足度は上がりません。
他の税理士先生との差別化にもならないのは明白です。
だったら余計な経費はそぎ落としていって事務所経営をスリム化した方が良くありませんか?
ビズアップに限った話ではないですよ。
会計事務所経営において無駄な経費、不要なサブスク課金は無くさないといけません。
金太郎飴資料や、金太郎飴メルマガを顧問先に配布するよりも、もっと他に税理士先生にできる価値提供があるはずです。
それを頭を使って考えて実行してください。
顧問先の経営者に最も喜ばれるのは節税対策などかもしれませんが、他の顧問先の社長との会話などから日々得ている情報提供などもできるはずです。
そういったものが付加価値になります。
生き残っている会計事務所は頭を使ってやっていますよ?
金太郎飴資料を渡すことが付加価値ではないんです。
どこかのコンサルティング会社や税理士会計士向け支援会社が作成した金太郎飴資料は、もうそろそろ卒業しないといけませんよ。
顧問先の満足度をしっかりとキープしつつ、紹介を生む仕組み作り、新規顧問先獲得のためのマーケティングをうまくいっている今のうちに行いましょう!
コメントを残す